東京近郊区間拡大記念!! 近郊区間とは?
ご覧いただきありがとうございます。
さて、先日長野県において、2025年春のSUICAエリアの拡大が発表されました。これにより、ICカードの普及が進みますます便利になります。
ただ、懸念点が...
○まず、近郊区間とは
近郊区間とは、全国の大都市5都市に設定されている区間のことです。
この区間を設定することによって、
遠回りのルートでも出発駅と到着駅が同一であれば最短距離の運賃として計算されます。
例えば、山手線の東京駅から新橋駅まで行くとき、
・隣まで一駅(1.3km)
・反対方面に赤羽、新宿、品川とぐるっと周る(33.2km)
2ルートがあります。
このとき、明らかに、後者の方が乗車距離が長くなっていますが、この区間内ですと、後者も前者も
同じ運賃の150円で移動できます。
同じ距離を横浜方面に乗ると、
になり、本来は580円かかります。
目的としては、都会になるほど、路線数が多くなり、経路が複雑になるためです。
○懸念点
こうしたメリットの一方、デメリットもあります。
それは、区間内は途中下車ができないということです。
本来なら101km以上ならどの区間の切符でも、途中下車ができます。ただ、この区間内の移動になると、たとえ101km以上でも途中下車ができなくなります。
この近郊区間、東京の場合、現在 なんと...
松本→浪江 およそ6時間、509.8kmの距離が途中下車不可能になっています。
これがさらに、2025年春のSUICAの利用区間拡大に合わせて近郊区間も拡大します。
すると...
長野→浪江まで最長途中下車不可能になります。
ただし、ほとんどのかたは北陸新幹線に乗車されますので関係ないと思われます。
問題は穂高→浪江です。現在の最長距離より30分長い距離となります。この区間の利用者は大きく影響を受けることになると思われます。
これを避ける方法として、新幹線経由の乗車券にするなどがあります。
穂高→松本→長野→東京などです。
近郊区間内なら、どれだけ遠回りでも最短距離で計算されます。
ぜひ、これを利用して大回り乗車などを試してみてくださいね‼︎
東急8000系・8500系 譲渡
今回のテーマは東急8000系・8500系がどこに譲渡されたのかをまとめてみたいと思います。
Tokyu8000 red.jpg_created by Chabata_k is liesnced under CC-BY-SA-3.0
引用:Wikipedia
両数:8両(大井町線5両)
最高速度:110km/h(大井町線75km/h)
デビュー:1969年
引退:2008年
両数:10両(大井町線5両)
最高速度:110km/h
デビュー:1975年
概要は以上の通りです。
8000系と8500系の大きな違いは、8500系は地下鉄半蔵門線直通用仕様に改造されているところです。
それ以外はあまり、大きな違いはないです。
○譲渡
①伊豆急行8000系
2004年度から2009年度までに45両が譲渡されました。伊豆急カラーの青と水色の帯をまとっている。他にも、歌舞伎色や無塗装、赤帯など、東急当時を思わせるカラーを復刻させたりもしています。
8両編成2本を売却しました。向こうでは、冷房付きとして、丁寧に扱われています。
2005年度から2008年度にかけて、18両が譲渡された。
3両編成2本として運用されています。見た目は東急時代そのものです。
②伊豆急行8000系
2005年度に1両のみ譲渡されました。
8000系2両と1編成を組んでいます。
2008年度に8両が譲渡されました。
3両編成2本が運用されています。
④PT KCI(ジャカルタ)
2006年度から2009年度にかけて、8両編成8本が譲渡されました。
各駅停車として使用されています。
1編成のみ、「JALITA」編成として使用されています。
なお、「JALITA」は2014年9月に廃車になっております。
青春18きっぷ 特急車両に追加乗車券なしで乗れる区間② 3選
前回は特例で特急に乗れる区間でした。
今回は特急用車両を普通列車・快速列車として走らせている区間を紹介します。
①勝浦〜安房鴨川間
※Series-E257-500-NB18.jpg__Created by MaedaAkihiko is lisenced under CC-BY-SA4.0
結んでいます。
しかしながら、夜に2本だけ特急券不要の全車自由席の列車が生まれるのです。
それは、勝浦20:36 発(わかしお17号)
22:30 発(わかしお21号) です。
この2本は東京から勝浦までは特急わかしおです。
しかし、
勝浦からは、なんと、普通列車になります!!
20:00発(わかしお21号)→ 22:59着
乗車時間:約30分
特急愛称:わかしお
設備:普通車
②浜松〜豊橋間
*ただし、現在は平日のみ
※ML-NagaraInNagoya.jpg_Created by Rsa is lisenced under CC- BY-SA3.0
この区間、時間によっては特急用車両が普通列車として特別料金不要で走るのです。
この列車、特急ふじかわ、伊那路などとして走る、正真正銘の特急車両なのですが、
さらに、ホームライナーなどにも入り、こちらは料金が発生しますが、
乗車整理券320円
で沼津〜豊橋まで快適に行くこともできます。
ホームライナーは均一料金なので、どこからどこを乗っても320円です。
東海道本線の静岡区間を抜けるときにはこの列車に乗ることも頭の片隅に置いとくと便利だと思われます。
乗車時間:約30分
設備:普通車
*ただし、現在は平日のみ‼︎
③松山〜宇和島
※Kiha185-3100.jpg__Created by MaedaAkihiko is lisenced under CC-BY-SA4.0
この列車は特急に使用されているためではないため、リクライニングができないなどの弊害はありますが、元特急用車両のため、座席は快適です。
普通列車として走っています。
もともとは特急運用に入っていましたが、多くの新型車両の導入により、余剰となりました。
そのため、普通列車として改造され、この区間を走るようになりました。
車内はリクライニングはできないものの、転換ができたり、クロスシートであったり、ゴミ箱があったりと特急当時の名残を残し、快適な車両となっています。
以上が、特急用車両を普通列車・快速列車として走らせている車両です。
①とあわせて、7つおぼえておくと18きっぷを使ううえで得すると思います。
では、いい旅を
青春18きっぷ 特急車両に特別料金なしで乗れる区間① 4選
青春18きっぷ、それは毎年、春休み・夏休み・冬休みの期間に合わせて発売されるものです。
5日もしくは5人分のセットで12050円の発売であり、これを使えば、JR全線の快速・普通列車に1日あたり2410円で乗り放題になります。
毎年、多くの方に利用されています。
ただし、デメリットがあります。それは
特急券を追加しても特急、新幹線に乗車できないということです!!
これは有名ですが、実は特例で特急に乗れる区間や、特急用車両を普通列車・快速列車として走らせている区間などがあるのです。
今回は特例で特急に乗れる区間をまとめてみようと思います。
①新得ー新夕張間
この区画は特急しか走っておらず、特急の普通車自由席に限り、乗車券だけで乗車することができます。
乗車時間:およそ1時間
特急愛称:「とかち(帯広〜札幌)」「あおぞら(釧
路〜札幌)」
設備:グリーン車、普通車
※ただし、停車駅4駅以外から、または、区間外に
要です。
必要です。
※Kiha-261-ST1101.jpg_Created by MaedaAkihiko is lisenced under CC-BY-SA4.0
②新青森〜青森
こちらは、普通列車や快速の本数は結構ありますが、特急の普通車自由席に限り、特急券不要で乗車できます。
※E751 A102 train set at Akita 20190803.jpg_Created by 掬茶 is lisenced under CC-BY-SA4.0
乗車時間:6分
特急愛称:つがる(青森〜秋田)
停車駅:青森、新青森
設備:グリーン車、普通車
※先程と同様、区間外にまたぐ乗車の場合、全区
間の特急利用と乗車券が必要になります。
③宮崎空港〜宮崎
普通車自由席のみ青春18きっぷのみで乗れます。
空港需要に合わせての特例だと思われます。
また、この区間は南宮崎〜宮崎の観光列車 海幸山幸にも特例が設けられており、かなりお得な区間です。
※JRkyusyu 787 tsubame 9cars kumoro.jpg_Created by Spaceaero2 is lisenced under CC-BY-SA3.0
※JR Kyushu Kiha 125 Umisachi Yamasachi-in-Aoshima-20100626.jpg_Created by Rsa is lisenced under CC- BY-SA3.0
普通車自由席に限り、特急券不要です。また、
指定席、グリーン車乗車の場合、
グリーン車:780円
指定席:530円
の追加料金が必要です。
乗車時間:12分
特急愛称:・にちりん(小倉・大分〜宮崎空港)、
・ りちりんシーガイア(博多〜宮崎空港)
※1 ・ 海幸山幸(宮崎〜南郷)
※1 ・ひゅうが(延岡〜宮崎空港)
※1 ・きりしま(宮崎〜鹿児島中央)
(※1特例: 宮崎〜南宮崎)
設備:グリーン車(ない場合もある)、普通車
※2 上記2つとは違い、区間外にまたがる乗車、
降車は、区間内とは別で計算(宮崎〜博多ま
でで計算)
④佐世保〜早岐
普通車自由席のみ青春18きっぷのみで乗れます。
この区画は普通列車のほかに快速シーサイドライナー、特急みどりなど、かなり多くの本数があります。
料金設定は先程③と同じです。
※JR783 Midori.jpg_Created by Rsa is lisenced under CC-BY-SA3.0
乗車時間:10分
特急愛称:みどり
設備:グリーン車、普通車
この特例を生かして旅をすると得した気分になれて楽しくなると思います。
ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
後半へ続きます。
京王 初代5000系 譲渡先 まとめ
1963年から製造が開始され、1969年までに155両が製造されました。
この車両は、特急列車としてスピードアップに貢献しました。
アイボリーホワイトにえんじ色のラインの入った車両であり、1964年には、「ローレル賞」を受賞しました。
そんな初代京王5000系ですが、全国津々浦々に譲渡され、今でも活躍しています。
今回はそんな全国各地で働いてる京王初代5000系をまとめてみました。
①伊予鉄道 700系(愛媛県)
伊予鉄道700系は1987年から1994年までにかけて、京王帝都電鉄から改造のうえで購入されたものである。
内装はオールロングシートである。
普段は郊外電車全線で3両編成で運行している。
2度の塗装変更が行われているが、そのなかでも、2015年度から2019年までの塗装変更前の写真が1枚目であり、変更後が2枚目の写真である。
②富士急行 1000形・1200形(山梨県)
1993年、老朽化した3100形と5700形の置き換え用として登場した。
座席は、京王時代のロングシートをそのまま転用している車両が1000形、転換セミクロスシートに改造したものが、1200形である。
全線2両編成で運行している。
また、特別塗装として、「マッターホルン号」「リバイバルカラー(2回)」などがある。
2009年8月より、観光列車「富士登山電車」として定期運行を開始した。水戸岡鋭治氏によりデザインされた車両は、木目調でさび朱色をベースとしており、指定席でカフェを楽しむこともできる。(写真)
なお、引退が進んでいるため、早めの乗車をおすすめする。
③一畑電車 2100系・5000系 (島根県)
2100系は1994年から95年にかけて改造されて登場した車両である。
オールロングシートであり、ワンマン運転に対応できるようになっている。
全線で2両編成で運行している。
塗装はイエローベースに、側面窓下はホワイト、貫通扉、ドアがブルーになっている。
イベント、期間などで様々な特別ラッピングが施されている。
5000系は1998年に登場した急行形電車である。
一畑電車全線を2両編成で運行している。
塗装は出雲平野をイメージした白に、屋根と車体裾を宍道湖をイメージしたブルー、前面窓周りと車体下部に出雲大社厳粛をイメージした黒が施されている。
車内は運転席に向かって左側が1人掛け、右側を2人掛け転換式クロスシートとした。
の座席を使用している。
④高松琴平電気鉄道 1100形(香川県)
Kotoden-Type1100-1103.jpg_Created by MaedaAkihiko is lisenced under CC- BY-SA 4.0
引用:Wikipedia
1997年に譲渡されて登場した車両である。
塗装は、琴平線標準カラーに合わせ、上半分をアイボリー、下半分を黄色にしている。
琴電琴平線での運行となっており、日中は2両で運転しているが、2+2の4両編成で運転するときがある。
⑤銚子電気鉄道 3000形(千葉県)
Choshi 2001+2501 at Choshi Station 02.jpg_Created by Suikotei is lisenced under CC- BY-SA 4.0
引用:Wikipedia
先程の伊予鉄道700系を購入し、2016年から運行を開始した。いわゆる、中古の中古ということになる。
塗装はトロッコ、ユ101の復刻塗装となった。
また、大正ロマン電車として観光列車化した車両が走っており、木目調、ステンドグラスを活用したデザインとなっており、オシャレである。米津玄師さんの「カムパルネラ」のmvの撮影場所にもなった。
濡れせんべいの収入が全体の7割という苦しい経営状態であるが、人と人の距離が近い暖かい人情のある銚子電鉄に皆さんも乗りに行ってはいかがだろうか?
⑥岳南電車 9000形(静岡県)
※Gakunan 9000 20190115.jpg_Created by Rsa is lisenced under CC- BY-SA-3.0
引用:Wikipedia
2018年、富士急行1200系を改造して登場した車両である。こちらも、中古の中古ということになる。
塗装は5000系と同じオレンジ色に白帯をまとっている。
ナイトビュープレミアムトレインとして、車掌さんの案内とともに沿線の富士市の特色を生かした工場夜景を楽しむツアーに参加してみてはいかがだろうか?
なお、予約はすぐ埋まるため、早めの予約がおすすめです。
⑦わたらせ渓谷鉄道 わ99-5020・5070「トロッコわたらせ渓谷号」(栃木県)
京王5000系を改造した2両と、JR東日本の12系客車2両で編成を組み、DE10形ディーゼル機関車に牽引されて、1998年に登場した観光列車です。
窓がオープンタイプの2両に京王5000系の改造車が使われています。
風光明媚な渓谷の景色を堪能することができます。
以上が京王5000系の各地での活躍状況です。
他にも、事業者用や、京王レールランドに保存されている京王5000系などもあります。
皆さんもぜひ、京王5000系の名残を味わいに各地を巡るのはいかがでしょうか?